“しょしゃ”と“そさ”の語源について


  みなさん、「そさ」と言う言葉・地名の由来を御存知ですか?
  『しょしゃ:そさ』=『拗音:直音』と言うことです。

  その『しょしゃ:そさ』は、どこから来たか?

  その基は、素盞之嗚尊<スサノオノミコト>であります。
 ※文字の使いかたは、「須佐之男命」とか「須佐能男命」とか
 「素戔嗚尊」が有。

  神の代に素盞之嗚尊が出雲に下降されるときに、特に気になり
 降り立たれ、一晩お泊まりになられたのが、書寫山であります。

  そして何時の頃からか、素盞之嗚命をお祀りする祠ができてい
 たと言われます。その地こそが白山権現をお祀りする 第3霊地
 准胝峰であります。開山性空上人入山の遙か前のことです。

  人々はこの山を「素盞之嗚を祀った山」と呼びました。
 それが「すさのおのやま」→「すさのおやま」→「すさのやま」
 →「すさやま」となるわけです。

  圓教寺縁起の中には「飾磨ノ郡ノ西ニ素盞ノ杣有リ・・・」とも
 あり、「しょしゃやま・しょしゃざん」と呼ぶ前には「すさやま」
 と呼んでいたことが記されています。

  では何時から「素盞ノ杣」が「書寫山」になったか?
  仏説では、この山は仏様が霊鷲山の土を一握り取ってこられたも
 ので作られたと言い伝えられています。その持ってきた土で作られ
 た山が、霊鷲山をまさに「書き写したように」似ていると言うこと
 から、 音も似ていることから、素盞山が書寫山に替えられたと言
 われています。
  書寫山と言う字を使うようになったのは、上人入山の西暦966年
 −康保3年−からのことです。

  「すさ−しょしゃ−そさ」、全部つながった言葉です。ですから
 「そさ」は神の名でもあるわけですね。

  この節の冒頭に書いたように「拗音:直音」という関係で言うと
 「しょしゃ:そさ」は同じものです。

  今では、姫路市書写と言うのがこのあたりの地名ですがつい昭和
 29年までは、「飾磨郡曽左村」でありました。

 「飾磨郡曽左村書寫山」というのが今は
     →「〒671−2201姫路市書写2968」ですね。

  今「そさ」であるのは、小学校・消防団・農協の支店などと少なく
 なってきましたね。なかには「しょしゃ小学校」などと仰る方もあり
 まして、貴重な由緒を持つ学校名であります。


このお話は、円教寺執事長 大樹孝文さんからお聞きしました。